長年、会社案内といえば、冊子の会社案内でした。しかし、インターネットが普及して、ほとんどの企業がホームページをもっている現在では、冊子タイプの会社案内をいただいて見るよりも、検索してすぐに見ることができるホームページを閲覧することのほうが多いのではないでしょうか。

それでも、印刷された冊子の会社案内はなくなることなく、今でも企業のツールとして必要不可欠なものとなっています。

会社案内は営業の武器

会社の信用をあげる

印刷された冊子の会社案内を用意している会社は、信用があります。
なぜなら、こうした印刷物をつくるには手間と費用がかかるからです。
わざわざこうしたものをつくる企業は、資金にも余裕があるし、ちゃんとしているとみられます。

このような側面から、銀行でも融資の審査のときには会社案内が提出が求められたりします。会社案内というツールが信用力のあるものと認めているからです。

だからこそ、会社案内をつくる目的や役割として、顧客や取引先の信用・信頼を求めているのです。会社の信用性・信頼性をあげたいのなら、誠実な事業活動をするとともに、このような企業理念を盛り込んだ会社案内を作りましょう。

会社を紹介する

読んで字のごとく、「会社案内」は会社の理念や事業内容、所在地や代表者などの会社のことを案内するためのツールです。ですから、案内するべきポイントをしっかり抑え、読んでくれる読者に企業のアピールポイントを伝えます。

冊子という存在感

ホームページとは違い、冊子の会社案内はモノとして残るため、存在感があります。
パソコンやスマホなどのデバイスがないと読むことができないWebサイトでは、その存在はネットの中に埋もれてしまいます。ネット社会では、一度忘れられてしまうと、思い出してもらうのが難しいです。

しかし、冊子の会社案内はモノとして存在することで、机の引き出しや本棚など、目に見える場所に残ります。そして、冊子になっているため、破棄される率も低いです。そのため、企業ホームページよりも冊子の会社案内は存在感は強めだと思います。

会社案内に盛り込むコンテンツ

伝えたいことや使用用途により盛り込むコンテンツは変わる

会社案内はページ数が決まっています。紙面が限られているため、掲載するコンテンツに限りがあります。そのため、掲載するコンテンツは内容を絞り、簡潔でわかりやすい文章にしなければなりません。そして、ページが限られているので、掲載するコンテンツも会社案内の使用用途によって、選ばなければなりません。

例えば、会社案内を採用活動にも使うのであれば、職場の様子や仕事内容、先輩社員の様子などを掲載しなければなりません。使用する用途や目的によって掲載するコンテンツを厳選します。

主なコンテンツ

プロローグ

企業の理念や事業に対する想いなどを伝えるための導入部分代表挨拶

メッセージ

代表者を紹介するとともに、社員を代表してのメッセージ

業務紹介

企業がどのような事業を行っているのか、どのような製品を扱っているのか、事業への取り組みを掲載沿革会社の歴史を伝えます。歴史ある会社は、長い期間社会に貢献してきた証です。そのため社会から信用されています。

会社概要

会社の詳細な情報を掲載。会社の写真や地図、住所や電話番号などを掲載します。

そのほか用途にあわせて地域貢献や社会貢献、環境貢献などの事業活動を伝えるCSRや、社内風土や環境などを伝えるための社員紹介などがあります。

会社案内のデザインがイメージを左右する

読みやすい紙面

これまで話してきたように、会社案内は企業を紹介する大切なツールです。そのため、見た目の印象や読みやすさも会社案内を作るうえで大切なポイントです。

紙面が限られてる冊子の会社案内では、どうしても多くの情報を載せようと文字数が多くなりがち。文字数が多い紙面というのは、読者にとっては苦痛で場合によっては読むのをやめてしまうこともあります。そのため、適度な文字量に写真を組み合わせて読みやすい紙面作りを心がけてください。
会社案内は直接手渡しする場面も多いと思います。足りなかった情報は、その場のトークで補足してください。商談の場合はこれがきっかけでトークが盛り上がるかもしれません。

わかりやすいコピー

冊子の会社案内では、限られた分量のコピーで、会社の理念から事業内容まで、効率的に伝えなければなりません。わかりやすく興味をひく「見出し」と簡潔に説明する「ボディコピー」で、読者に会社の魅力を伝えます。
広告と違いパンチの効いた鋭いコピーである必要はありません。どなたでもわかる言葉で会社の事業内容とその想いを伝えます。

仕様を工夫

会社案内とひとえに言っても、ページものの冊子だけではありません。
代表的なものは中綴じタイプの8ページや12ページですが、その他にも、さまざまの形状の会社案内があります。

例えば、ポケットフォルダタイプにペラパンフを封入したものや、観音開きタイプ、特殊な加工を施したものなど、デザインや内容とともに仕様や目的、ターゲットによって仕様も工夫します。

最近ではポケットフォルダタイプが人気で、このタイプを選ぶ企業が多く見られます。このタイプはとても機能的で、必要に応じて封入するペラパンフを変えたり、更新頻度が高い情報はそのペラパンフだけ変更して新しくしたりと、臨機応変に使うことが可能です。

このように、インターネットが普及し、90%以上の企業がホームページを保有している現在でも、冊子の会社案内は重宝されています。

会社案内の作成をお考えの際は、ロビンソンの会社案内作成をご覧ください。