わたしはビジネスとして、毎年20社以上の中小企業のホームページの原稿を作成しています。
また、その他多くのWebライティング記事を作成していますが、今回はコンテンツマーケティング的優良な記事を書く手順を解説します。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングというワードを聞いたことありますか?
近年盛り上がっているマーケティング手法ですが、どんなものかご存知でしょうか?
まずここでは、コンテンツマーケティングとは何かについて解説します。

ずばりコンテンツマーケティングとは、ペルソナに近いユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し、興味を惹きつけてサイトへの訪問を促し、最終的には収益につながる行動に結びつけるための手法をいいます。

ようするに、オウンドメディアであるブログやWebマガジン、企業サイトに、ユーザーが読みたい!ためになった!と思えるような情報をコンテンツ記事として公開し、蓄積していくことで、製品やサービスのファンになっていただき、その流れから購入していただくことです。

コンテンツマーケティングは、魅力的なコンテンツを発信することで、ユーザーをブログやホームページに呼び込むことから始まります。これまでは、広告によって一方的にユーザーを呼び込むスタイルでした。こうしたプッシュ型の広告は、情報を自分から検索し探すことができるホームページでは、ユーザーはうんざりし、飽き飽きし始めました。

ここから生まれたのがコンテンツマーケティングです。

ユーザーにとって有益な情報を提供することで訪問者を増やし、ファン化することで購入につなげるのがコンテンツマーケティングです。
つまりは、有益な情報を蓄積して検索順位をあげていくホワイトハットSEOと同様といえます。

コンテンツマーケティングでの優良な記事とはどんなもの

Googleのガイドラインでも書かれているように、ホームページやオウンドメディアのコンテンツ記事やブログには記事の「質」が求められています。

さて、ここでいう「質」とはなんでしょうか?

小説のようなきれいな文章?信憑性の高い文章?感動を呼ぶストーリ?
Googleが求めている優良な記事とは、

検索される記事 = 人が求めている記事

そして、それをわかりやすい文章で簡潔にまとめられている、オリジナリティの高い文章のことだと思います。

ではこうした記事を書くためには、どうしたらいいでしょうか?
それには、ちょっとした調査が必要になります。

記事を書く前にチェックすることは
1.読者のニーズ
2.検索キーワード

これが理解できていない状態で記事を作成しても、Googleがいうところの「優良な記事」とはなりません。

つぎに、いくつかのツールを使って検索ニーズ・キーワードを考えます。

検索キーワードからテーマを選ぶ
 ・キーワードプランナー
 ・goodkeyword
 ・Googleサジェスト
 ・Googleトレンド

今回は動画制作会社を想定して、キーワードプランナーを使って「動画制作」というメインのキーワードから、読者のニーズ探ってみます。

ここで、わたしが気になったキーワードは

「動画制作 費用」
「動画制作 個人」
「web 動画制作 会社」
「会社案内 動画制作」
「pr動画 制作」

月間平均検索ボリュームを踏まえつつ、多くの人が検索しそうなキーワードのなかで、自分の知識や経験を語れるテーマを選ぶようにします。

ここでは「会社案内 動画制作」を選んでみます。

つぎに「会社案内 動画制作」で検索する人は、どんなニーズがあるのか考えます。

会社案内 動画制作会社案内の動画を制作したい
会社案内 動画制作 費用会社案内の動画を制作したときの費用をしりたい
会社案内 動画制作 webwebサイト用の会社案内動画を制作したい
会社案内 動画制作 会社会社案内の動画を制作している会社を知りたい
会社案内 動画制作 事例会社案内の動画制作の事例をみたい

このように、ニーズを切り分けると情報が整理され、記事を書きやすくなると思います。

記事を書いてみよう

テーマを決める

上記のニーズより、「会社案内 動画制作 費用」をメインキーワードとして、記事を書いていきたいと思います。

記事構成を考える

内容を細分化すると、記事の構成を考えやすいです。細分化した内容に肉付けしていくことでひとつの記事になっていきます。

〔タイトル〕 会社案内の動画作成、費用はどのくらい?

〔見出し1〕 動画作成にかかる費用、項目別に解説
       ・動画のタイプ
       ・企画構成・台本作成
       ・撮影
       ・編集
       ・ロケハン・キャスティング    

〔見出し2〕 相場は?
       ・他社の相場
       ・この金額で制作できる理由

〔見出し3〕 弊社の制作事例
       ・○○会社
       ・○○病院 
       ・〇〇ショップ

内容を深堀りする

構成を考える際に情報を整理してストーリを考えたと思います。
箇条書きであげた見出しや小見出しの項目をを深堀りしていくことで、文章は出来上がっていきます。さらに、わからない人に説明するような意識を持って文章を書いていくと、読者にとってわかりやすく親切な内容となっていきます。  

具体例や自分の経験で説明をする

深堀りして、文章に肉付けしていくときには、具体的な例文や自分の経験などを添えると、よりオリジナリティある信憑性の高い記事となります。また、自分の経験談を添えることで、読者の共感を得ることができて、ファン化につながっていきます。

TPOも考えて

文章にもTPOが必要です。ホームページの体裁や記事内容、ユーザー層などを考慮して、砕けた文章が良いのか、それとも堅い文章が良いのか、状況にあわせて文章の形式も変えましょう。

まとめ

  1. キーワード選定ツールを使って検索ワードを探る
  2. そこから読者のニーズを捉え、それに応える記事を書く
  3. よりわかりやすく、親切にそして、具体例や経験などをいれてオリジナルの記事にする

これであなたもコンテンツマーケティング的な優良な記事を書くことができます!